こんにちは、皆さん! 緑に包まれた美しい風景とセレナーデが織りなす物語「夏の香り」は、切ない感情に誘われつつも、その美しさや爽やかさに癒されます。
物語は、心臓移植にまつわる過去の記憶や想いが交錯する中、運命的な出会いと、そして記憶の波動が共鳴し、二人の心が引き寄せ合うというラブストーリーが描かれます。
緑が深い清らかな空気、太陽の光が彩る夏の風景と、美しい音楽によって彩られた情感豊かな物語はとても印象深く惹きつけられます。
本記事では、この魅力的なドラマ「夏の香り」の美しさ・爽やかさに迫ってみたいと思います。煌めく夏の風景と共に、心のときめき・ゆらめきを楽しんでみましょう。
「夏の香り」予備情報
「夏の香り」は、韓国KBSにて2003年7月から9月にかけて放送されたテレビドラマです。ユン・ソクホ監督の四季シリーズの第3作目にあたる作品で、切ない音楽と初夏の風景を背景に、四人の男女それぞれの想いが錯綜する、全20話の美しい物語です。
【スタッフ】
監督:ユン・ソクホ
脚本:チェ・ホヨン、ユン・ウンギョン、キム・ウニ
【キャスト】
ユ・ミヌ役 :ソン・スンホン(秋の童話・男が愛する時・Dr.JIN)
シム・ヘウォン役 :ソン・イェジン(愛の不時着・サメ~愛の黙示録)
パク・チョンジェ役:リュ・ジン(オー!必勝・ソドンヨ)
パク・チョンア役 :ハン・ジヘ(メイクイーン・伝説の魔女)
「夏の香り」ざっくりあらすじ
アートディレクターのミヌは、恋人を交通事故で亡くし、心に傷を抱えたまま留学先から帰国してきます。
恋人との思い出の山へと一人出かけるのですが、帰り道、足をねん挫したヘウォンに出会い助けます。途中で天候が荒れ下山を断念、ヘウォンと共に山小屋で一夜を過ごすことに・・
初対面のはずなのに、ミヌは何故かヘウォンに元恋人のウネの面影を感じ不思議な気持ちになります。
翌日、無事下山し、その場限りと別れた二人でしたが、その後、偶然にも仕事仲間として再会し、一緒に働くことになりました。
ヘウォンはフローリスト、ミヌはますます彼女に惹かれてゆくのですが、ヘウォンには既に婚約者がいたのです。
しかし、何故かヘウォンもミヌに会うと胸が高鳴るのを止めることができませんでした。
ミヌから愛を告白されたヘウォンは戸惑い、婚約者のチョンジェに悪いと思いながら、気持ちが揺らぎ始めます。そして二人は次第に恋の深みにはまってゆきました。
そんな状況下、ミヌはヘウォンが心臓移植を受けていたことを知り、そのドナーがミヌの元恋人のウネであることが発覚します。
ミヌがヘウォンに惹かれるのは彼女の中のウネなのか?ミヌもヘウォンも疑心暗鬼に陥ります。
ヘウォンの婚約者のチョンジェ、そして以前からミヌ一筋のチョンアを巻き込み、四人それぞれの想いが錯綜し混乱を極めます。
さて、二人の恋の行方は、いったいどんなことになるのでしょうか・・?
「夏の香り」見どころ・感じどころ
とにかく映像が瑞々しくて綺麗、美しい!「夏の香り」というタイトルそのまま、ユン・ソクホ監督の季節感を彩るセンスに感服、夏の季節を象徴する魅力溢れる作品です。
青々と葉を広げる木々、光るほどきれいに見える茶畑の緑、降り注ぐ雨も瑞々しい、夏のハーブの園、黄色いバラに彩られた室内、どのシーンを切りとっても、夏の輝きに溢れ、まるで絵画のように美しく、見るだけで心が洗われるような清々しさがあります。
そんな美しい映像の背景には、シューベルトのセレナーデ、そしてまたオリジナルピアノ曲の切なく優しい旋律がヒーリングのように心身に働きかけ心を満たしてくれるようです。
夏を彩る美しい花々と共に、美男美女の美しい主人公たちにもトキメキます。涙がこぼれそうに切なく見つめ合うその目は、まるでアニメのように瞳に星が映り込みそう。
このような美しい要素が集まり合う中、四人の想いが交錯しながら物語は進んでゆくのですが、恋のバトルは決してドロドロした恋愛模様ではありません。熱いが爽やか、ときめき、ゆらめきながらゆったりと語られます。
夏の香りに満ちた自然の風景や美しい旋律が、飽きさせず私たちを引き込んでゆくのでしょう。
「夏の香り」は、自然と共鳴する清涼感、幸福感、心地よい感動を届けてくれる美しい作品です。
★「夏の香り」のロケ地は、韓国の西南部に位置する全羅南道・宝城
の大韓茶園。ソウルからはバスで約5時間、お茶の産地の有名所。
「夏の香り」に見るトキメキ・ユラメキは波動共鳴?
胸の辺りで感じるトキメキやユラメキは共鳴現象と言えるものなのでしょうか?
人間の心臓は、単なる鼓動ではなく、複雑な電磁場を発しています。この電磁場は他者との交流によって影響を受け、周囲のエネルギーと共鳴し合うことが知られています。
恋人同士の心臓のリズムや周波数が同じようになると、お互いの愛情や信頼が高まるとされています。
実際、恋人同士が近づくと、心臓の拍動数が同調するという研究結果も報告されています。この現象は心理的な影響だけでなく、身体的な共鳴もあるようです。恋愛関係において、相手の存在を感じるだけで心臓のリズムが安定し、心拍数が整うことで、お互いの絆が強くなるというのは興味深い現象です。
心臓は特定の周波数で鼓動していて、この周波数は私たちの感情や体調と相互関係にあり、影響を与えあっています。リラックス状態では心臓の周波数が安定しており、逆にストレスや不安を抱えると乱れやすくなると言います。そしてまた「香り」が心臓の周波数に影響を及ぼすという研究結果も報告されています。
さて、「香り」が人間の五感に大きな影響を与えることは誰でもが実感していることでしょう。夏の香りには、ジャスミンやシトラスなど爽やかな香りが多く含まれています。これらの香りは心地よい気分にさせてくれますし、リラックス効果があることも周知のとおりです。
ドラマに見るように、同じ職場で同じ仕事をして、同じような花や香りに包まれる、同じ環境にいることで心臓の周波数も似たものになってくるのではないでしょうか。離れている恋人同士よりも、当然ながら心臓の持つ周波数のコヒーレンス(干渉)が増幅され、胸の高鳴りやドキドキが起こりやすいのではないでしょうか。恋人同士のトキメキ現象は、心臓の持つ周波数のコヒーレンス(干渉)が一部示唆しているようにも思われます・・
愛情や絆は目には見えない精神的なものという感覚ですが、数値で示されるような物理的な根拠があるとしたら、相互に影響し合う可能性、共鳴する可能性を考えると、新たな感動を覚えますね。
でも・・誰しもが経験する恋のトキメキやユラメキは、科学的な理屈よりも不思議な波動とか運命的な出会いとか、神秘的なフィーリングで受け入れたい感じですね・・
「夏の香り」まとめ
はい、とても美しく切なく爽やかな物語「夏の香り」でした。緑滴るような美しい映像、シューベルトのセレナーデやオリジナルのピアノ曲が心を癒やしてくれるラブストーリーでしたね。
心臓移植にまつわる記憶、心臓移植を通じて結ばれた運命、こうした感覚には、現在の科学では証明しきれない、テレパシーとか見えない波動みたいな不可思議さが存在します。
偶然の出会いは、実はどこかで心霊的に共鳴している必然の出会いかもしれません。生まれる前からつながっていた赤い糸、とかね・・
★それでは、またお会いしましょう。Good Luck!