瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜衝撃と感動の逆転劇!

こんにちは、皆さん! 大人気の中国歴史ドラマ「瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜」は、世界中を沸かせている話題作です。美しい映像、逆転劇の痛快さ、機知・機転の妙味、不条理に対抗する不屈の精神、そしてロマンスといった要素が絶妙に織り交ぜられたこのドラマは、見始めたらノンストップ、絶対はまってしまいます。
後宮に生きる瓔珞の波乱万丈な人生や彼女のサクセスストーリーが、多くの人々を魅了しています。本記事で逆転劇が織りなす興奮と感動、物語の魅力を共有していきましょう。

目次

「瓔珞~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」予備知識

「瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜」は、2018年動画サービスiQIYIにて放送された中国のテレビドラマです。同時期に他局で放映された「如懿伝」と並び、100億を優に超える驚異の再生数を誇る超ヒットドラマとなり、数々の賞を受賞し世界的な話題作となりました。

【スタッフ】

監督:フイ・カイドン、ウン・ダーグァン
脚本:ジョウ・モー

【キャスト】

魏瓔珞(ぎえいらく)役:ウー・ジンイェン(コウラン伝・秀麗伝・四大名捕)
皇后・富察(ふちゃ)役:チン・ラン(項羽と劉邦King’s War・理想的な人生)
乾隆帝・愛新覚羅弘暦役:ニエ・ユエン(三国志Three Kingdoms・皇后の記)
嫻妃(かんひ)   役:カーメイン・シェー(フビライハン・招揺・燕雲台)
富察傅恒(ふちゃふこう)役:シュー・カイ(招揺・尚食)
高貴妃(こうきひ) 役:タン・ジュオ(コウラン伝・チィファの手紙)

★YouTube「瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜」Pickup

★「瓔珞」は、グーグルで2018年世界で最も検索されたテレビドラマ!
中国では神のようなドラマ!とも。

「瓔珞~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」ざっくりあらすじ

舞台は清王朝、乾隆帝の時代。瓔珞は宮廷で亡くなった姉の不審な死を追求すべく、下働きの繍坊女官として紫禁城に入り込みます。

聡明で機転の利く瓔珞は皇后の富察氏に気に入られ侍女となります。しかし瓔珞を可愛がってくれた皇后は自分の子を亡くし失意のあまり死亡してしまいます。

中国服の刺繍

皇后という後ろ盾を失った瓔珞でしたが、その後も姉の死の真相を突き止めるため、妃嬪たちの策謀や数々の試練を乗り越え忍耐の日々を重ねます。そんな瓔珞を、彼女に想いを寄せる先の皇后の弟、傅恒(フコウ)は守り援け続けます。

瓔珞は次第に傅恒の人柄に惹かれていきます。が、一方では目的達成のため、瓔珞に好意を持つ乾隆帝の力を借りようと側室への道を選択するのです。

亡くなった皇后を深く愛していた乾隆帝でしたが、しかし朝廷や皇太后の意をくみ、嫻妃(かんひ)を新しい皇后に冊立します。後宮で絶対権力を得た嫻妃は、乾隆帝の寵愛を得て位が上がり力をつけてゆく瓔珞を警戒し敵対していました。

瓔珞はやがて姉の死の真相に近づきます。犯人は乾隆帝が擁護している身内の高貴な身分の者たちでした。
しかし、瓔珞は復讐にひるむことはありません。ある策謀を巡らし犯人に迫り、ついに姉の無念を晴らすという目的を達成するに至ったのでした。

終盤は、乾隆帝の二番目の皇后となった嫻妃との闘いです。
南巡の船旅で恐ろしい企てが起こります。さて、どのようなラストが待っているのでしょうか・・?

「瓔珞~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」見どころ・聴きどころ

紫禁城々壁

「瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜」は、清王朝の最盛期、乾隆帝の時代に、優れた能力と美貌を武器に、女官から皇后へと上り詰めた孤高のヒロイン「瓔珞」、実在の女性をモデルにした波乱万丈の痛快歴史物語です。
世界中で超人気ドラマとなったこの物語の、どこに人々は引き付けられるのでしょうか?

◆勧善懲悪の小気味よさ!

身分差別の激しい世の中にあって、皇宮では不条理に下層の者がいたぶられ死に追いやられることは日常茶飯事のことだったでしょう。愛情や嫉妬、富や権力、こうした人間の欲望と野心が渦巻く後宮に、瓔珞は決然として対峙しながら忍耐と努力の道を進んでゆくのです。

おもしろいのは数々の陰謀に「やられたらやり返す」、このテンポの良さが痛快でたまらない! 三角関係あり、ロマンチックシーンあり、ミステリアスな展開あり、歴史ドラマの雰囲気を保ちながら、現代センス的スピード感・リズム感あり、観はじめると目が離せません。

◆個性派揃いのキャラクター!

とにかく瓔珞を演じたウー・ジンイェンの美しさとクールな印象が強烈。次に、タン・ジュオ演じる悪役の高貴妃が
非常に個性的で印象深く、はまり役でしたね。富察皇后を演じたチン・ランは優しく慈愛溢れる役柄にぴったり。瓔珞に想いを寄せる傅恒を演じたシュー・カイは初々しいイケメンで女性ファンの人気を集めました。

更に、悲劇の第二皇后嫻妃役のカーメイン・シェー、乾隆帝役のニエ・ユエンなど実力派俳優たちのスターランクも、この作品の大ヒットで一気に押し上げられ、多くの人々に知られることになったのではないでしょうか。
他にも、瓔珞のサクセスストーリーにかかわってくる、女官の爾晴、明玉、大監の袁春望、など、それぞれが瓔珞に負けないキャラクターとして好演しています。

◆総製作費48億円の映像美!

確かに、これだけの巨費が投じられたことに納得の映像です。時代の再現性を高めるため数百に及ぶセットの新設や衣裳・小道具まで本物を取り入れるなど、大勢のスタッフさんたちは大変なご苦労だったことでしょう。

特に、布や衣裳に施された刺繍の素晴らしさに目を引かれます。そのデザインや色彩は中国の伝統的な刺繍工芸技術を物語り、絵のような美しさを披露するもので、作品の映像美に大きく貢献するものとなっています。

瓔珞は皇族の衣に刺繍を施す繍坊女官として宮廷に入った設定ですので、ドラマでは数々の素晴らしい刺繍を目にすることができます。

中国服の刺繍

もう一つの映像美として、女性の派手な髪飾りが目につきました。これは倹約を奨励する皇后の意図で、高価な金や宝石を使わず造花で賄おうという理由もセリフにあり、妃嬪たちから下層の侍女まで髪に大小の花飾りをつけています。これはあえて演出の工夫なのでしょうか?作品全体に愛らしさ、華やかさを添えるものとなっていますね。

◆オープニングが秀逸!

ドラマ自体も大変おもしろいのですが、私が一番感動したのはオープニングの曲と映像です。
動画というよりビンテージもののフォトシネマ、ハミングの音律も独特、最後の京劇モノローグで決まり!

昨今、映画やドラマのオープニングにはイメージングのためCG映像がよく使われます。本作も同様ですが、他と比べいかにも中華風、異色の演出効果が素晴らしく、毎回飽きずにじっくり鑑賞していました。絶対見て聴いてほしいところです。

オープニングのテーマソング「看」
作詞:于正  作曲・歌:陸虎

★YouTube オープニングのテーマソング「看」Pickup

「瓔珞」どんな人?目的達成への不屈の精神

さざんか

瓔珞のモデルになったのは、清朝乾隆帝の妃であった令妃(後の孝儀純皇后)とされています。乾隆帝に最も寵愛された実在の女性で、下層身分の女官から→令妃→令貴妃→令皇貴妃と位を上げていきました。きっと機知に富み行動力もある聡明な女性だったのではないかと思われます。

ドラマでは、父親に逆らってまで姉の復讐のために後宮入りという暴挙に出るのですが、この時点でもう、彼女の強い信念と勇気が伝わってきます。

当時は男尊女卑の世界、何事においても男性優先で、一夫多妻は当たり前、女性は夫や一族のため犠牲になることさえままあることでした。しかし、瓔珞はそのような自己犠牲を良しとせず、一個の人間としての自分を大切にします。

恋愛についても多分に合理的・現代的です。傅恒に恋愛感情はあったけれど、自分の目的達成のため乾隆帝の愛に応えることを選択しました。一緒に暮らしていれば自然と情が移ります。瓔珞にとっては、傅恒も乾隆帝も両方大切な人だったのではないかと思います。
ですから、乾隆帝にさえ、おもねるような愛し方はせず、自分らしさを守り、毅然として自分の意思を貫き通すのです。

瓔珞(令妃)は、二番目の皇后嫻妃亡き後、令皇貴妃として後宮を束ねる最高位につきます。公主・王子を産み、その一人「永琰」は後に7代皇帝(嘉慶帝)となり、母の令皇貴妃に皇后(孝儀純皇后)の位を贈りました。

「瓔珞~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」まとめ

はい、主人公瓔珞の打たれ強い精神と根性、機知に富む聡明な人格、そしてクールな美しさと、ヒロインの魅力が余すところなく伝わってきました。

ちなみに、「瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜」では不条理を糺すスーパーヒロイン役の瓔珞ですが、同時期に別テレビ局で制作された「如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜」では、徹底した悪役として描かれています。
「如懿伝」はスローテンポでいかにも歴史物語風、「瓔珞」はスピード感がありエンターティメント的です。

同じ乾隆帝の後宮が舞台ですが、俳優さんは異なりますし、視点も全く異なるので、併せて視聴してみるとおもしろいと思います。史実では、どのような女性だったのか分かりませんが、物語は彼女たちの人間味を偲ぶよすがの一つと言えるかもしれません・・

★それでは、またお会いしましょう。Good Luck!

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この記事を書いた人

居所地:日本の中央山岳地域で田舎暮らし
映画・TVドラマ大好き人間
古代ロマン・スピリチュアル小説ファン
Pen name:東岳院展大
Blog nickname:福徳星人

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