クリスマス必見「34丁目の奇跡」が伝えるメッセージとは?

「34丁目の奇跡」アイキャッチ画像

こんにちは、皆さん! クリスマスは特別な季節。家族や友人、あるいは恋人との時間が、より一層深められる魔法のような奇跡に包まれる時間です。「34丁目の奇跡」は、見えない世界やスピリチュアルな要素を含んだ、クリスマスシーズンにぴったりの物語です。

本記事では、心温まる感動作、信ずる心を描き出した「34丁目の奇跡」が伝えるメッセージや魅力について想いを記します。

クリスマスにふさわしいメッセージが込められたこの映画を通じて、私たち自身の心に奇跡を起こすきっかけを見つけましょう。

目次

「34丁目の奇跡」予備知識

「34丁目の奇跡」は、1994年のアメリカの映画です。クリスマス映画の定番として、世界中で根強い人気を誇っているクリスマス映画の一つです。本作は、1947年にモノクロで初放映された「三十四丁目の奇蹟」を原作としてリメイクされたカラー版です。

本作はニューヨークが舞台。自分は本物のサンタクロースだと自称する老人を中心に、見えない世界や夢を信じることのすばらしさを描いたハートウォーミングなストーリー、まさにクリスマスにピッタリの秀逸映画です。

【スタッフ】

監督:レス・メイフィールド
脚本:ジョージ・シートン ジョン・ヒューズ
原案:ヴァレンタイン・デイヴィス

【キャスト】

クリス・クリングル役:
リチャード・アッテンボロー

自称サンタと主張している、サンタそっくりのおじいさん。周囲からは変人と思われているが、子供たちは彼を本物のサンタクロースだと思っている。

ドリー・ウォーカー役:
エリザベス・パーキンス

デパートに勤めるシングルマザー。クリスマスイベントで、クリスにサンタ役を依頼するが、自身はサンタは信じていない。娘のスーザンにもサンタはいないと言っている。

ブライアン・ベッドフォード役
ディラン・マクダーモット

ドリーに好意を持っているが、恋人未満の友達関係。ドリーの娘スーザンとも仲良しの弁護士で、クリスの自称サンタが本物か偽りかという裁判でクリス側に立ち協力する。

スーザン・ウォーカー役:
マーラ・ウィルソン

七歳ほどのドリーの娘。母親ドリーの影響でサンタはいないと思っていたのだが、クリスに出会って、彼が本物のサンタクロースではないかと思いはじめる。

「34丁目の奇跡」ざっくりあらすじ

舞台はニューヨーク。
コールズデパートではクリスマス商戦の真っただ中、34丁目通りで恒例のクリスマス・パレードが催されます。
中でも子どもたちの人気を集めるのはサンタクロースの行進です。

ところが、依頼していたサンタ役が酔っ払ってしまったため、イベント担当のキャリアウーマン、ドリスは自称サンタクロースを名乗る長い白ひげの老人クリス・クリングルを代役として雇い入れます。

おもちゃ売場でもクリスサンタは子供たちの人気の的。セールスサービスとはいえ、子供たちにサンタとして慕われることにクリスは喜びを感じていました。子供たちのために最善を尽くしたクリスのサンタ役は大好評となります。

ドリスの娘スーザンは、ある日、隣人の弁護士ブライアンに連れられてコールズデパートへ出かけていき、そこでクリスサンタに出会います。母親のドリスから「サンタはおとぎ話や夢物語、本当はいない」と聞いていたスーザンでしたが、クリスサンタの話を聞くうちに、本当のサンタクロースではないかと思えてきます。

しかし、その後、商売敵の陰謀で、自称サンタクロースを名乗るクリスにちょっとした事件が起こり、クリスは精神病院へ送られることになってしまいました。

もうサンタクロースとして子供たちに会えないと、クリスは諦めていましたが、ドリスやスーザンの気持ちを汲んだ弁護士ブライアンは、クリスサンタを信じている子供たちのために頑張ろうと、クリスを励まして弁護役を引き受け、法廷で争うことになりました。

その裁判とは、自称サンタクロースと言うクリスが精神的に正常かどうか? 本物のサンタクロースとして人々が認めるか否か? という前代未聞の争いとなり、街中が見守ることとなったのです。

クリスサンタを助けたいニューヨークの人達は「私はサンタクロースを信じます」と声を上げ、マスコミも世論もクリスサンタを支持するのですが、法を順守する判事は「奇蹟が起こらない限り」クリスを助けることは難しいだろうとブライアンに伝えます。

そして結審の日を迎えるのですが・・はたしてどんな奇跡が起こるのでしょうか?

★なにせクリスマスですから、奇跡にはこと欠きません。

「34丁目の奇跡」が伝えるメッセージと想い

「34丁目の奇跡」は、物語性と感動的なストーリーラインの先に、クリスマスの奇跡的な出来事に焦点を当てています。人々の心温まる行動、そして愛と奇跡、まさに聖夜の贈り物にふさわしい物語です。

・思いやりや親切、善意を持つことの大切さ

物語の主人公であるサンタクロースは誰にでも親切で優しく、子供たちに希望や喜びをもたらしています。そんなサンタが苦境に陥った時、周囲の人々皆がなんとかして助けようと声を上げ始めます。
日本的に言えば功徳(功は善い行い、徳は善い心持ち)が回り回って自分に帰ってくるというお話です。
本作品を通じて、日頃から周りの人々への思いやりや親切、善意を持つことの大切さを改めて認識することができますね。

・家族愛や友情の尊さを再認識

クリスマスはキリストの生誕をお祝いする日ですが、日本ではそうした宗教感はあまり無いようです。それでも、キラキラした星やライトの飾りつけがロマンチックなムードを醸し出し、何となく清らかで美しい特別の日と捉えられていることは確かでしょう。友達同士はイベントで騒ぎ、恋人たちはロマンチックな夜を楽しみ、家族は夫婦や親子の愛を深め合う、特別な時間です。
「34丁目の奇跡」は、クリスマスというテーマから、心の奥深くにある温かさや優しさに改めて気づかせてくれます。

・信じる心は夢と癒しと幸せになるパワー

映画では、自分はサンタクロースと名乗るクリスが裁判にかけられますが、実のところ、本物のサンタクロースだと証明する術は全くありません。ことの本質はサンタクロースの存在ではなく、サンタクロースの存在を信じるか否か、ということになります。

皆さんは子供の頃、サンタクロースを信じていた覚えがあると思います。でも年を重ねたある時、突然現実を知り、信じていたものが打ち消されてしまうのです。それでも、自分の子供たちには「サンタクロースのおじさんがプレゼントくれるからね~」なんて、話を繰り返しています。子供には夢を持ってほしいからですね。夢を持つと幸せな気持ちになれるからです。

私たちは日々の仕事やストレスで心身共に疲れ気味、ましてやせちがらい世の中ですが、こんな時代だからこそ夢を見たいし、信じたいとも思いますね。この映画は私たちに一時の癒しを与えてくれます。

クリスマスに限らず、人と人はお互いを支え合い、喜びや悲しみを分かち合おうとするものです。映画「34丁目の奇跡」は、そんな普遍的な価値観を思い出させてくれる映画です。家族や友人と一緒に観ることで、心の温かさと喜びを共有しましょう。

★1947年のモノクロ「三十四丁目の奇蹟」も観てみよう。そこで
子供役を演じてるスーザンは、子ども時代のナタリー・ウッド。
「ウエスト・サイドストーリー」の「マリア」なんです!

「34丁目の奇跡」のスピリチュアルな世界

「34丁目の奇跡」というタイトルどおり、映画では、いくつかの奇跡的なできごとが描かれます。

・善良で優しいクリスサンタの窮地を助けようと、人々が声をあげ世論を動かしたこと。
・クリスが本当のサンタかどうかを争う裁判で、法廷がサンタの存在を認めるという結審がなされたこと。
・スーザンがサンタに頼んだプレゼント、無理なお願いと思われた、父親・家・弟という夢が叶ったこと。

特にこの映画の ”落ち“ とも言える法廷の結審ですが、判事がサンタの存在を認めた理由は、国家機関による物理的な証拠に基づくものでした。結審の直前、スーザンは判事に1ドル札をプレゼントします。その紙幣には、In God We Trust=我々は神を信じる、と印字されていました。紙幣に印刷された言葉は、「アメリカという国は目には見えない神の存在を信じる」ということを公式に表明している証拠となりました。

★ちなみに、1947年のモノクロ「三十四丁目の奇蹟」では、
郵政公社は誤配を行わないことを前提に、何万通にも及ぶ
サンタ宛の手紙が物的証拠として提出されたことで、
サンタの実在が認められました。

この物語は、信じることの素晴らしさを私たちに教えてくれました。信じることで、人々は希望や喜びを見つけることができるのです。

子どもの頃サンタクロースを信じていたように、大人になっても、夢や望みを信じて進めばがんばる力が湧いてきます。家族、友人、恋人を信じることはもちろん、目には見えない愛や思いやり、優しさ、勇気とかを信じることは力の源です。
手の届きそうもない高みにある夢も、自分を信じて一歩を踏み出せば、道が開きます。奇跡は起こり得るのです。

「34丁目の奇跡」は、スピリチュアルな世界や奇跡に関心を持ち、心温まる物語を楽しみたい方にお勧め、クリスマスの特別な時期にふさわしいメッセージを届けてくれます。

★夢や願いの想念を描き、強く信じ続けることが、見えない
世界の波動と共振・共鳴し、奇跡や偶然に類似する不可思議
なできごとを引き寄せるという説、いわゆる引き寄せの法則
は宇宙自然の摂理として周知されているよね。

「34丁目の奇跡」まとめ

はい、今回はクリスマスの定番とも言える名作映画「34丁目の奇跡」が伝える心温まるメッセージについて書いてみました。

クリスマスは特別な季節、魔法や奇跡に巡り合える時の合間とも言えるタイムゾーンです。「目に見えないものを信じる」それはどんなに素敵なことで、幸せなことか教えてくれる映画でした。

クリスマスという特別な時間を舞台に、人々が互いに思いやりや愛を示す姿が描かれていました。信じることで救われる、奇跡が起こる、というメッセージも受け取ることができましたね。

クリスマスの真の意味や人間の心の豊かさを再認識し、大切な人達と心温まるクリスマスをお過ごしください。

★それでは、またお会いしましょう。Good Luck!

本ブログはSWELLを使用しています
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この記事を書いた人

居所地:日本の中央山岳地域で田舎暮らし
映画・TVドラマ大好き人間
古代ロマン・スピリチュアル小説ファン
Pen name:東岳院展大
Blog nickname:福徳星人

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