異世界の村人と不可解な事件の謎解き「ミッシング~彼らがいた~」

「ミッシング」アイキャッチ画像

こんにちは、皆さん!「ミッシング~彼らがいた~」は、異世界の村を舞台にしたミステリアスなドラマです。死体が見つからない不可解な事件と、死者の霊とが結び付けられた不思議な世界が描かれます。村に隠された真実とは何か? 結末で明らかになる主人公の真実とは? 解明されてゆく一つ一つの謎は、驚きの展開に満ちています。
主人公と相棒と村人たちの交流が織りなす心温まるストーリーも見どころです。このドラマは、スリリングな展開と感動的なエピソードが交錯することで、視聴者に強烈な印象を与えます。ぜひお楽しみください。

目次

「ミッシング~彼らがいた~」予備知識

出演/
主演キム・ウク役/コ・ス (グリーンローズ・オクニョ・黄金の帝国他)
相棒チャン・バンソク役/ホ・ジュノ(オールイン・朱蒙・仮面の王イソン他)
ハッカー イ・ジョンア役/アン・ソヒ(新感染ファイナルエクスプレス他)
刑事シン・ジュノ役/ハジュン(バッドババ・君を守る恋他)
カフェのマスター・トーマス役/ソン・ゴニ(朝鮮弁護士・ノクドゥ伝他)

演出/ミン・ヨンホン・脚本/バン・ギリ

様々な事件・事故に巻き込まれ、行方不明となっている人々がいる。実は既にどこかで死亡しているのだが・・
「そうした遺体が見つからない行方不明者たちが、一時的に留まり暮らしている村がある」という一風変わったユニークな設定のドラマ。

人々と親しくなり村の事情を知った主人公ウクは、相棒のバンソクと共にそれぞれの死の真相を探ってゆくという、ミステリアスでファンタジックな物語。

主人公ウクの相棒、バンソクを演じるのは名脇役ホ・ジュノ。そんな二人を、同僚だったハッカーのジョンアや事件を担当するシン刑事らが手助けする。

★YouTube「ミッシング~彼らがいた~」Pickup

韓国ドラマの中でも優れた作品として評価されていますよ。

「ミッシング~彼らがいた~」ざっくりあらすじ

幼い頃、母に捨てられたという心の傷を持つウク(コ・ス)。しかし性格は明るく善良で正義感に溢れています。
困っている人たちを助ける仕事、と言えば聞こえはいいが、実は詐欺師。悪徳詐欺師を騙し、被害者たちの金を奪い返す人情派詐欺師なのです。

ある日、女性が誘拐される現場を目撃したため、その仲間に拉致され見知らぬ山奥へと連れ去られてしまいます。逃げ出そうとしたウクは、誤って崖から落ち気を失ってしまった。そこへ村人のバンソク(ホ・ジュノ)が現れ、助けられるのですが・・

ウクが目覚めた場所は地図にも載っていないドゥオン村。
聞けばここには電話もケータイもないという。

家族関係不明な人たち何人かが仲良く暮らしていることに違和感を感じていましたが、やがてバンソクからこう告げられます。

「自分以外の住民たちは、すでに死んでいる者たちだ。遺体が発見されず、成仏できない霊魂たちがやむなくここに住んでいるのだ」と。

ドゥオン村は死者たちがくらす村だったのです。

最初は驚いたウクでしたが、村の人々と話をするうちに親しくなり、秘められた事情に気付いていきます。生きているバンソクが、なぜこの村に住んでいるのかも・・

事情を知ったウクはバンソクと共に、ドゥオン村の人々の消息を求め協力することになりました。ウクの仕事仲間や事件を担当するシン刑事も加わり、村の外から二人を手助けすることに。

そして、物語にはウク自身も知らなかった、自らの真実も隠されていたのです。

「ああ、そうだったのかぁー・・」

「ミッシング~彼らがいた~」の魅力とは

魅力の一つは、異世界の村という設定です。死者の霊を扱っていながら、暗さはなく、むしろ明るくユニークな仕立てで、とてもおもしろく興味深い作品です。

この村は普通の世界とは異なる雰囲気があり、不思議で魅力的な要素が溢れています。異世界の村の住人たちの生活や風習に触れながら、まるで別の次元に入り込んだような感覚を楽しむことができます。

村でくらす人々の実態は幽霊なのですが、姿は生前のまま、普通の人と全く変わりありません。普通の人は、その所在を知ることはできず、見えることもない。ウクや相棒のバンソクにはその死者の姿が見える。それは不思議な能力なのでしょうか?

主人公と相棒が事件の真相を解明する過程や、村人たちとの交流を通じての心温まるシーンも多くあります。

また、ドラマのストーリー進行も魅力の一つ。死体が見つからない不可解な事件や死者の霊といったミステリアスな要素が絡み合い、一つずつ死者の真実が解明されていきます。

謎解きのスリリングな展開や感動的なエピソードに視聴者はどんどん引き込まれ、ラストまで目が離せない感動のストーリーとなっています。

魅力と言えば、何といっても、日本でもファンが多い
イケメン俳優コ・スが主演のドラマで~す。


注目される異世界の概念

「ミッシング~彼らがいた~」の舞台は異世界の村です。それだけでも、ドラマ全体に神秘的な雰囲気を生み出しており、視聴者を魅了します。

不条理な理由で心ならずも死んでしまい、遺体さえ発見されない。そんな浮かばれない霊魂たちが生前の姿のままくらしているドゥオン村。

しかし、村人たちに憎しみの暗い気持は見られません。なぜか皆明るく楽しげにくらしているのです。そこが天国へ行くためのワンステップ、踊り場のような場所だと認識しているように感じられます。

村にはカフェがあり、イベントや食事会も開かれ、皆で和気藹々と楽しんでいます。
そうして時が経ち、現実世界で事件が解決し遺体が発見されると、一人、また一人と、煙のように掻き消えてゆきます。さよならと、それぞれの帰りゆく場所に昇天するのでしょう。

本当にこのようなファンタジックな空間があったら良いのに・・
と、しばし感じ入ってしまいます。

ドゥオン村は特殊な形態ですが、似たような異次元空間として「精霊界」と呼ばれる世界があります。人が死ぬと、肉体から抜け出た霊魂は、ご先祖さまや守護霊のような存在に導かれ、精霊界や霊界へ昇ってゆくとされる観念です。

ご存じのように、精霊界は花園や香りに包まれたほんわりと優しく美しいイメージがあります。そこで自分が霊体になったことを自覚し、更に霊界へと昇ってゆくとされます。

人格・霊格が高く、既に霊的知識を悟っている者は、高層エレベーターのようにノンストップで、光と共に霊界へと昇天するとも言われます。

異次元世界や霊界の概念に対するアプローチは、国々によって少し異なります。が、根本的な想いは今も昔も同じようなものです。

人々は、このような存在を自然や宇宙の中に見出し神聖化し、様々な儀式や祭りでそれらとつながろうとします。そして、神社や寺院など聖域への参拝や供物の奉納により、異次元世界や霊界との関わりを深めることができると信じています。

それぞれの国民の信仰心や精神性を反映した高次元の存在は、人々に希望や安心感を与えてくれる存在であり、多くの人々が心の支えとして大切にしています。

異次元世界や霊界には多くの人々が興味を持っており、近年では科学の進歩により、異次元世界や霊界についても新たな視点が生まれてきています。研究者たちはこれらの存在を科学的に解明しようと努力しており、その成果も少しずつ明らかになってきています。

こうした世界は非常に興味深いものですが、私たちはそれらを理解することで自分自身の成長や幸福を追求することができます。どんな信仰や思想を持っているかは個人の自由ですが、良識や社会のルールを守りながら、異なるアプローチを尊重し合うことが大切なのです。

異次元世界や霊界への想いや、信仰は、私たちの豊かな精神生活において重要な役割を果たしています。
それぞれの信仰や文化から生まれる多様な考え方を認め合い、寛容さと理解を持って接しましょう。
世界中の愛と平和に向かって!

「ミッシング~彼らがいた~ 」まとめ

はい、ドゥオン村に住んでいた幽霊たちは、楽しそうだったけれど、心の中では迷いや不安感、恨みつらみの葛藤があったはずです。

彼らは死を受け入れられず彷徨う者、いわゆる「浮遊霊」だったのではないでしょうか。

遺体が発見された幽霊は、その時点ですぐに煙のように消えてしまいます。家族のもとに戻れると悟り、安心して天に昇ることができたのだと思います。成仏の境地に至ったんでしょうね、きっと。

とにかく、このドラマはミステリアスだけれど、殺人や死者を題材とするも恐怖シーンは控えめです。
異次元世界の人々との交流はファンタジックだし、人の生死を扱うが故に、ヒューマンな心温まる感動シーンもあり、なかなか出来の良いおもしろいドラマです。
少し時間が経ったら、また見てみたいと思える作品です。

一度見始めると、止まらなくなること間違いなし! 切ない物語と追い求める情熱が、あなたを魅了することでしょう。「ミッシング~彼らがいた~」をぜひお見逃しなく!

それでは、またお会いしましょう。Good Luck!

【参考】コ・スの出演映画・ドラマ(抜粋)

2000年 ドラマ「母よ、妹よ」主演
2002年 ドラマ「ピアノ」
2002年 ドラマ「純粋の時代」主演
2003年 ドラマ「窈窕淑女」
2004年 ドラマ「男が愛する時」主演
2004年 映 画「サム~SOME~」
2005年 ドラマ「グリーンローズ」主演・「百万長者と結婚する方法」主演
2009年 ドラマ「クリスマスに雪は降るの?」主演
2011年 映 画「高地戦」
2013年 ドラマ「黄金の帝国」主演
2016年 ドラマ「オクニョ」
2018年 ドラマ「胸部外科」主演
2020年 ドラマ「マネーゲーム」主演・「ミッシング 彼らがいた」主演

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この記事を書いた人

居所地:日本の中央山岳地域で田舎暮らし
映画・TVドラマ大好き人間
古代ロマン・スピリチュアル小説ファン
Pen name:東岳院展大
Blog nickname:福徳星人

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